大会前日の11月19日(金)に,以下のワークショップを企画しております。奮ってご参加下さい。
T 14:00〜17:00 |
A 『高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解とかかわり』 |
コーディネーター:雨宮由紀枝(日本女子体育大学) 講師:川崎葉子(むさしの小児発達クリニック) |
診断名だけが一人歩きし、不当な誤解を受けやすい高機能自閉症やアスペルガー症候群の子どもたち。児童精神科医として、東京都立多摩療育園に20数年間勤務し、豊富な臨床経験を持つ川崎葉子先生を講師に迎え、心理や福祉の側からも実践的な話をしてもらいます。発達や障害についての基礎的知識から、理論と経験に裏打ちされた臨床の実際まで、子どもたちへの正しい理解と支援に役立つワークショップです。 |
B 『連携・連携というけれど・・・』 |
コーディネーター兼講師:中野 良吾(学習院大学) |
臨床現場では、対応上関係者との連携が必要な場合があります。いつ、誰と、どのような優先順位で、いかに役割分担をするかは、意外と難しいことではないでしょうか? 連携に関する事例を広く募集します。事前に大会事務局に送っていただければ幸いです(当日でも可)。成功例でも失敗例でも結構です。参加者の方とできるだけ多くの事例を共有して日ごろの活動に何か役立つものを得ていただければと考えております。 |
C 『緊急対応における有効な電話相談』 |
メンタルクライシス・レスポンスチーム コーディネーター:丸山 晋(淑徳大学) 勝浦 範子(静岡文化芸術大学) |
災害の大小を問わず、緊急支援において電話相談は大きな役割を果たします。そこで今回は『心の緊急事態』に備える電話相談のあり方を取り上げます。これから心の緊急対応を立ち上げ、携わろうとされている方々も是非ご参加下さい。電話相談のスキルの習得のみならず、援助者の心の動きにも着目し、圧縮された緊急事態を想定して実践力を養いましょう。是非ご一緒に。 |
U 17:30〜20:30 |
D 『児童虐待への地域での取り組み』 |
コーディネーター:多賀谷 篤子(東京都教育相談センター) 高田 真規子(東京都教育相談センター) |
講師:西澤 哲(大坂大学) |
児童虐待は、今まさに緊急の課題であり、今回の法改正では自治体や児童に職務上かかわりのある教職員、保健師などによる一層の責務が明記されました。虐待事例は、学校、保健所、児童相談所、教育相談機関、医療機関、その他子育て支援機関等のかかわり、それらの連携、経過の転換点等でのさまざまな難しさに出会います。地域で家族や子どもを支える取り組み、そこでの難しさを共有しつつ、打開の道を共に探っていきたいと思います。 助言をいただく講師は、日本において先駆的な実践をしていらっしゃる西澤哲先生です。取り組み事例提供者を募ります。この機会に是非事例をご提供ください。 |
E 『復職可は就労可と同じか』 |
コーディネーター兼司会:長谷川 栄子(メンタルヘルス・ビューロー) コメンテーター:藤井 保男(JR大坂鉄道病院) 福井 城次(富士通川崎病院) |
「病気は良くなったはずなのに働けない」「お医者さんは大丈夫と言ってくれたけれど、仕事がはかどらない」。一方、「病気をしっかり治して、働けるようになって出社して下さい」「完全に治るまでゆっくり養生してください」等々。メンタル不全者の復職に際して、こうした病気回復と職務遂行能力との乖離に、本人も家族も職場も悩まされています。本ワークショップでは、この乖離はどこから生じるのか、この乖離を埋める手立てはあるのか、あるとすれば誰が何をしたらよいのかを具体的に考えていきたいと思います。 |
F 『痴呆症の人の世界を理解する』 |
高齢者と介護従事者のための研究班 コーディネーター兼講師:喜多 祐荘(東海大学) |
高齢者の20人に1人がアルツハイマー病等の原因による記憶喪失症と言われています。本人の若い時代の人生体験に共感し、その自己表現を支持して共に楽しめば、あなたと本人の間に馴染みの関係が生まれます。・・・現象学的視点による「共感的会話法」を体験して学んでみませんか。(この技法は健康な家族や子ども達にも応用できます。) (参加者には、ロールプレイによる、楽しい思い出の自己開示があります。) |
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下記の申し込み用紙をプリントアウトして、必要事項をご記入の上、FAXまたはE-mailにて、大会事務局までお送り下さい。 お申し込みをいただいた後、こちらから参加の可否及び参加費の振込についてご連絡いたします。 |
人数:各コース先着20名(T・Uから1つづつ、計二つまで参加可能です) 参加費:各5000円 |
大会事務局 〒171-0021 豊島区西池袋1−2−6 トータルケア池袋5F メンタルヘルスビューロー内 日本精神衛生学会創立20周年記念大会事務局 FAX 03-3982-2728 E-mail seishin_eisei@yahoo.co.jp |