日本精神衛生学会主催  平成16年度

事例研究会 アプローチ研究会



今年度は、事例検討にレクチャーを含めた学集会を、「事例及びアプローチ研究会」と称して企画しました。
学会常任理事が担当講師となり、2回〜4回のシリーズで行います。皆様、奮ってご参加下さい。
なお、学会員だけでなく、非会員の方も参加できます。


Aコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン

7月12日(月)、9月13日(月)、11月8日(月)、平成17年1月17日(月)
第2または第3月曜日 18時30分〜21時

主として、思春期・青年期の相談対応にあたっている方やスクールカウンセラーを対象に、事例へのスーパーバイズを行います。
特に「ひきこもり」「不登校」「対人関係」「家族関係」などの事例を歓迎します。
また、面接だけでなく、電話相談の事例でもかまいません。

担当講師  高塚雄介 (日本精神衛生学会理事長 常磐大学)
        主な著書『人間関係と心の健康』 金剛出版 『学校社会とカウンセリング』 学文社
              『ひきこもる心理 とじこもる理由』 学陽書房 など



Bコース  
青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン

7月26日(月)、8月23日(月)、9月27日(月)、10月25日(月)
第4月曜日 18時〜21時

介護支援員、デイケアワーカー、小中高の学校の先生、電話相談員など、広範囲の分野から
実際に困難な事例を抱えておられる方を対象にメンバーを募集します。
『じっくりやるのが事例検討』と思い込んでいませんか。状況に応じて素早く済ませる事例検討もあります。
ポイントを早くつかみ、事例の経過を予測する必要もあるからです。
事例はきちんと纏めたものでなくても結構です。

担当講師  吉川武彦 (日本精神衛生学会前理事長 中部学院大学)
        主な著書『精神保健マニュアル(第3版)』 南山堂社
              『患者理解総覧』 関西看護出版 など



Cコース 
青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


7月20日(火)、8月31日(火)、9月21日(火)
火曜日  18時〜21時


 依然として厳しい経済状況にある職場は、実際に役に立つ精神保健活動が求められています。すなわち、理想論ではない実践性のあるメンタルヘルス活動を追及するものです。本シリーズでは、職場関係者コメディカルを対象として、職場のメンタルヘルス活動の基礎知識(第1回)、事例を通じた検討(第2回)、外国人研修生・労働者の事例(第3回)を取り上げます。なお、具体的な相談事例があれば事前に提出していただき、講義の中で検討していきます。

担当講師  大西 守 (日本精神保健福祉連盟理事、日本産業精神保健学会常任理事)
        主な著書 『産業心理相談ハンドブック』 金子書房
              『職場のメンタルヘルスハンドブック(第2版)』 学芸社
              『多文化間精神医学の潮流』 診療新社 など



Dコース
青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


9月22日(水)、10月20日(水)  水曜日 18時30分〜21時


 統合障害へのリハビリテーションの手法のひとつとして、訪問看護は大きな成果をあげています。患者さんの地域での生活を支援していくアプローチとしてさまざまな具体例をご一緒に検討してみましょう。どなたか症例を提示していただければそれを、事例提供者がいない場合には、私たちの症例を示しながら考えてみましょう。看護の分野だけでなく、ソーシャルワーカー、心理、ドクターなどもご参加下さい。


担当講師  丸山 晋 (淑徳大学)
        主な著書 『精神保健とKJ法』 啓明出版
              


Eコース  
青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


11月5日(金)、12月3日(金)  金曜日 18時30分〜21時


 事例研究を、アクションを入れたサイコドラマの手法で行います。問題が立体的になり、事例の理解が深まります。同時にグループによるアプローチも学べるでしょう。グループスーパーヴィジョンもシェアリングを中心に、提出者をサポートする形式で行いますので、評価を気にしないで気軽に問題提起してください。この方法を学ぶことで、事例検討が楽しくなるでしょう。


担当講師  増野 肇 (ルーテル学院大学)
        主な著書 『サイコドラマのすすめ方』 金剛出版
              『神を演じつづけた男 白揚舎など

              


Fコース  
青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


平成17年1月21日(金)、2月18日(金)、3月18日(金)
第3金曜日  18時30分〜21時


 「お母さんがいなくなるのではないか−と不安になって子どもが何も出来ないでいる」とお母さんから相談された時、皆さんはどうなさいますか?ゆっくりと子どものお話しを聞いて安心させなさいと言うでしょうか?時にはそれが益々不安を高める時もあります。子どもの訴えや症状をどう読み取るか、その勉強を一緒にしたいと思います。時間があれば心身症にも触れたいと思います。質問という形で事例を沢山とり扱いたいと思います。


担当講師  重村 朋子 (日本医科大学学生相談室及び第二病院小児科カウンセリング外来)
        




<定員と参加費>  各コースとも定員20名。先着順で締め切ります


参加費
 
A・Bコース 学会員12,000円 (非学会員14,000円)
C・Dコース 学会員9,000円 (非学会員10,000円)
E・Fコース 学会員6,000円(非学会員7,000円)

●A・B・C・Fコースは部分参加が出来る場合がありますので、ご相談下さい。

参加費の割引について
学生が参加できるコースは、原則としてC・D・Eに限りますが、学生割引料金Cコース7,000円、D・Eコース5,000円が利用できます。


<会場>   東京都豊島区西池袋1―2―6 トータルケア池袋5階
          メンタルヘルスビューロー内 会議室

<申し込み方法と問い合わせ>
研究会に参加される方は守秘義務を守れる方に限らせていただきます。
なお、事例を提出できる方については、人数に制限がありますので、あらかじめ事務局にご相談ください。
研究会に参加を希望される方は、下記の連絡先まで、申込書をFAXか郵送にてお送りください。
申し込みを受け付けた方には、受講票等の資料をお送りします。

〒171-0021  
豊島区西池袋1−2−6
トータルケア池袋5階
メンタルヘルスビューロー内

日本精神衛生学会 理事会事務局

TEL 03−3982−2676
FAX 03−3982−2728