日本精神衛生学会主催  平成15年度

事例研究会 アプローチ研究会


<事例研究会>は4回じっくりと、<アプローチ研究会>はレクチャーを含めて2回でコンパクトに、
それぞれ一人の講師がシリーズを通して担当するものです。
学会員だけでなく非会員の方も参加できます。関心のありそうな方にもご案内ください。
皆様、奮ってご参加ください。

事例研究会 (4回シリーズ)

Aコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン

7月10日(木)、9月11日(木)、11月13日(木)、1月8日(木)
第2木曜日 18時30分〜21時

主として、思春期・青年期の相談対応にあたっている方を対象に事例へのスーパーバイズを行います。
特に「ひきこもり」「不登校」「対人関係」「家族関係」などの事例を歓迎します。
また、面接だけでなく、電話相談の事例でもかまいません。

担当講師  高塚雄介 (日本精神衛生学会理事長 常磐大学)
        主な著書『人間関係と心の健康』 金剛出版 『学校社会とカウンセリング』 学文社
              『ひきこもる心理 とじこもる理由』 学陽書房 など



Bコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン

7月12日(土)、9月13日(土)、11月8日(土)、1月10日(土)
第2土曜日 15時〜18時

介護支援員、デイケアワーカー、小中高の学校の先生、電話相談員など、広範囲の分野から
実際に困難な事例を抱えておられる方を対象にメンバーを募集します。
事例検討に加えて、講義やバズセッションを取り入れたり、模擬セッションやフォローアップなどを取り入れます。
講義は保健センター、学校教育、高齢者介護、障害児保育の現場で出会う問題について行います。
事例はきちんと纏めたものでなくても結構です。
メンバー相互が信頼感を形成し、「自分が変わっていく」ことが自覚できるような研修を目指します。

担当講師  吉川武彦 (日本精神衛生学会前理事長 中部学院大学)
        主な著書『精神保健マニュアル(第3版)』 南山堂社
              『患者理解総覧』 関西看護出版 など



事例研究会(2回シリーズ)


Cコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


6月13日(金)、7月11日(金)  18時30分〜21時


事例検討を、アクションを入れたサイコドラマの方法で行います。
問題が立体的になり、事例の理解が深まります。同時にグループによるアプローチも学べるでしょう。
グループスーパービジョンもシェアリングを中心に、提出者をサポートする形式で行いますので、
評価を気にしないで気軽に問題提起をしてください。
この用法を学ぶことで、事例検討が楽しくなるでしょう。

担当講師  増野 肇 (ルーテル学院大学)
        主な著書『サイコドラマのすすめ方』 金剛出版
              『神を演じつづけた男』 白揚社 など



Dコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


9月19日(金)、10月3日(金)  18時30分〜21時


1、歴史的背景と基礎理論(力動的な考え方の誕生と他の心理療法との異同)
2、心理療法の過程(力動的な見立てと治療の進め方)
3、心理療法の実際(児童または思春期事例の検討と理解)


担当講師  馬場謙一 (放送大学)
        主な著書 『母子癒着』 有斐閣
              『精神科臨床と精神療法』 弘文堂
              『神経性食欲不振症』(共編者) 医学書院 など




Eコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


11月26日(水)、12月3日(水)  18時30分〜21時


統合障害の社会的入院が問題にされている今日、リハビリテーションの手法のひとつとして、
訪問看護が挙げられており、患者さんの地域での生活を支援していく上で大きな成果をあげています。
どなたかの症例提示があれば、一緒に検討してみましょう。
事例提供がない場合は、私達の症例を示しながら考えてみましょう。
訪問看護とはいっても、看護の分野ばかりでなく、
ソーシャルワーカー、心理、ドクターにも関りのあることを附言しておきます。


担当講師  丸山 晋 (淑徳大学)
        主な著書 『精神保健とKJ法』 啓明出版 など

              



Fコース  青年期相談・ひきこもりなどの事例のスーパービジョン


1月10日(土)、1月24日(土)  14時30分〜17時


心理学を背景とした心理的援助を生業とされている方でも、
心理アセスメントとは何かという根幹が定まっていない方を散見いたします。
学ぶ機会に乏しかったのだと推測します。
そういった方々に参加していただければ幸いです。
なお、守秘義務には注意しますが、どうしても事例にふれることになりますので、
広義の心理的援助職に就かれている方および、それを目指している大学院生に受講者を限定させていただきます。


担当講師  津川 律子 (日本大学文理学部心理学研究室)
        主な著書 『あなたの中のパソコンストレス』 オーム社 など




<定員と参加費>  先着順で締め切ります

事例研究会    A・Bコースとも定員20名
   参加費   12,000円(4回)  非会員15,000円
アプローチ研究会   C・D・E・Fコースとも定員40名
   参加費   7,000円(2回)   非会員9,000円

●参加費の割引について
事例研究会、アプローチ研究会ともに、2コース以上参加される場合は、
1コースにつき1,000円の割引をいたします。

C・Dコースは、会員・非会員共に、学生割引5,000円が利用できます。


<会場>   いずれの研究会も、会場は東京都新宿区の『中央大学市ヶ谷校舎』です。


<申し込み方法と問い合わせ>
実際に事例を提出できる方については、人数に限度がありますので、あらかじめ事務局にご相談ください。
研究会に参加を希望されるかたは、次の連絡先まで、申込書をFAXか郵送にてお送りください。
申し込みを受け付けた方には、受講票等の資料をお送りします。

〒171-0021  
豊島区西池袋1−2−6
トータルケア・センター池袋5階
メンタルヘルスビューロー内

日本精神衛生学会 理事会事務局

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